| カッキアーノ家について Castello di Cacchiano |
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| *トスカーナの名門。カステッロ・ディ・カッキアーノ ”男爵がこだわる、秀逸のキャンティー”・・・家柄はどのあたりまで遡れるのですか? 「アダムとイブから始めますか」キャンティー・クラシコ産地の中では南よりの山の頂にカッキアーノ城が建っている。一時は「神様はカッキアーノから見ておられる」と云われたほどの権威を誇った貴族の末裔がここでワイン造りをしている。 ジョバンニ・リカソリ・フィリドリフィ男爵は葡萄棚の下で片目をつぶってみせた。カッキアーノ一族は6〜7世紀に北ヨーロッパから来た移民の末裔で、11世紀頃にはこのあたりに住み(城を立てた)、1141年にワインの販売をしたという記録があるという。 ”これはすごい”もう少し同家の歴史を追ってみよう。13世紀、フィレンツェとシェナの戦いでは、フィレンツェ側について、兵士にワインを供給した。15世紀後半、騎士道によってバロンの称号を賜る。これはイタリアの数ある貴族の中でも珍しいケースという。「1861年、統一イタリアの首相に就任したのがベッティーノ・リカソリです。」 何!?ということはキャンティーの黄金比率を開発した男爵が彼の先祖ということ?「私の5代前です。」貴族の商売・・・それは時に、名前ばかりが大きくて,実質を伴わぬビジネスに対して憐れみをこめて使われる言葉だ。 トスカーナのワインメーカーの古典的名門の面目を、男爵はどのように保っているのだろうか。「伝統の良い部分だけを守ること。それが私の哲学です。」ここでは、スーパー・トスカーナ(VDT)を含めて、全てのワインを自分たちの畑の葡萄だけで造っている。たとえ収穫量が少なくても、「カッキアーノの遺伝子」を持たないものはボトルに入れるわけにはいかない。 「ワインは醸造所ではなく葡萄畑で造られるのです。」と、男爵はまるで家訓を読み上げるように云う。さらに”遺伝子”の解説は続く・・・完熟した葡萄があれば放っておいてもワインは出来る。土地は肥えてない方がいい。そのほうがしっかりとした葡萄が出来る。 葡萄園は金もかかるし、一度造ったら40年は潰せない。適した斜面を見つけること。たとえ天候が悪くても、良いワインを造れる土地がある。サンジョヴェーゼは7〜8房残してやる。9月になったら余分な葉を落とす。太陽と風をたっぷり浴びさせてやるためだ。カッキアーノには「ミレーニオ(1000年)」という名前が付けられている、誇張でもなんでもなく、カッキアーノ1000年の蓄積が、遺伝子に組み込まれて、壜詰めされているのだ。 |
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