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イタリアワイン界をリードし、国際レベルまで引き上げた先駆者の一人である。
ワイン生産者としてのアンティノーリ家の歴史は長く、1385年、フィレンツェ共和国のワインギルド(同業者組合)
に加入して以来、トスカーナの名門としてワイン造りに携わってきた。
アンティノーリの名声を高めたのが、1970年代に発表したティニャネロとソライアであった。
現在のオーナーである26代目のピエーロ・アンティノーリ侯爵は、従兄弟のニコロ・インチーザ侯爵の作り出した
サッシカイアの販売を70年代から80年代にかけて行い、『世界的なカベルネワイン』、『イタリアで最もプレステー
ジのある赤ワイン』にした。
これに影響を受け、自ら国際的なスタイルのワイン造りを目指した。
1920年代、ピエーロの父ニコロはボルドーやブルゴーニュワインのコピーを造るのではなく、フランスワインにトス
カーナ産のブドウ品種をブレンドしていた。
それを覚えていたピエーロが作り出したのがティニャネロであった。初ヴィンテージは71年。
当初はサンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァシーアのキアンティスタイルのブレンドであったが、現在の比率は
サンジョヴェーゼ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%となっている。
1978年が初ヴィンテージのソライアは、全く逆のセパージュになっている。
これらのワインがスーパーVdTの旗印となり、アンティノーリ帝国を築く足がかりになっていきました。
<荒井基之のイタリアワインカタログ より 抜粋> |